HEMIエンジン ハイドロリックバルブリフター タペット音 失火 ミスファイア
HEMIエンジン メンテンナス
対象はチャレンジャー チャージャー 300 グラチェロ ディランゴ ラムトラなど
HEMIエンジン搭載車両です。
各気筒のどれか?がミスファイアのエラーコードをPCMで保存しますが
ミスファイアカウンタ数が規定値を超えるとチェックエンジン点灯し
知らせてくれます。
今回 6.4HEMI 車両は#8シリンダー ミスファイア
失火原因は様々ありますが
点火爆発の基本条件に基づき 圧縮圧 燃圧及び噴霧状態 そして点火系統をチェック
上記のどれかが部位故障あるいはなんらかのトラブルでエラーが起きてると確認出来れば良いですが
いずれも正常でした。
この場合 真っ先に考えられるのでが表題の通り バルブリフターの不具合を疑います。
#8シリンダー奥側にリフターホールがありますね。
ガイドを取り外し、リフターを拾い上げます。
二つあるうちの一つが画像の通りで
表面傷が確認出来ます。
原因はリフターの回転部がカムシャフト山の当たり面になるのですが
このリフター 回転部がボールベアリング仕様でそれがズッコケ
正常回転出来ずにカムシャフト山面に打ち付け削損し
削れた分本来のバルブリフト量に届かず、燃焼室内で求められる基本条件に満たない為失火するものです。
画像は未だ初期症状と思われますがカムシャフト面にも傷痕が確認出来ました。
酷い状態だとさらに両者が削れタペット音のような打音が激しくしなります。
この状態になると カムシャフト交換 【この場合全てのリフターを交換推奨】まで必須です。
予防としては定期的なオイル交換 使用するオイルは必ず指定以上の油脂
心配な方は添加剤なども効果あるかもしれません。【この辺は信じるか信じないか ですが】
AIではミスファイア検知等あらゆる症状を確認出来るようワイテック2を完備
圧縮圧測定器や点火噴射の良否判断を行う為プラグ コイル インジェクターの新品部品も完備してます。
HEMIユーザーの皆様 過度なコールドスタートやオイル交換忘れ等 お気を付けください。